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ゴーグル不要のVRも、auが示した5Gで変わる日常



 2020年に実用化する計画が前倒しとなり、19年にプレサービスが開始となった次世代通信技術の5G(第5世代)。4GやLTEの通信速度が最高1Gbpsであるのに対し、5Gは最高10Gbpsという超高速で、無線区間でほぼゼロの1ms以下という低遅延の通信が実現する。このほど開催された「CEATEC JAPAN 2018」でも、大手キャリアのKDDI(au)のブースで5G関連の製品・サービスを展示した他、新しい世界を訴えるデモストレーションを実施していた。

5Gを前面に押し出した「CEATEC JAPAN 2018」のauブース

 中でも、5Gを使ったエンターテインメントとして、VRやAR専用のゴーグルの装着が不要な半球体スクリーンによるVR体験コーナーは目を引いた。目の前に広がる半球体のスクリーンに、上下左右、前後、斜めに自在に動くマシンに人が乗るという、まるで遊園地のアトラクションのようだった。

 例えば、湖面を飛ぶドローンで撮影した映像が半球体スクリーンに映し出され、その動きに合わせてマシンが自在に動くため、人間が簡単には立ち入ることができない秘境などを、あたかも自分がその場にいるような臨場感がゴーグルなしで楽しめる。

ドローンの映像と同じ秘境の様子がリアルタイムで体感できる

 同じように、モータースポーツのSUPER GTレースでレースマシンに搭乗したプロドライバーと同じ感覚が体験できたり、エアレースのコックピットにいるパイロットと同じ感覚が楽しめたりする。

モータスポーツSUPER GTのプロドライバーの体験が共有できる

 しかも、デモではあらかじめ撮影した映像だったが、5Gが日常的に使える環境になると、実際のレースやドローン、ロボットの映像がほぼ遅延することなくリアルタイムで送られて、離れていても同じ体験ができるようになるという。

 この半球体ドームスクリーンは、ベンチャー企業のWONDER VISION TECHNO LABORATORY(WV)が提供する「Sphere5.2」という技術が使われている。高精細な4Kや8Kの映像と、大容量で高速通信の5Gが融合することで、人間の空間認知のメカニズムに極めて近い視覚体験がもたらされるという。

 5Gが日常になる世界では、遠隔地にいながら、あたかもその場にいるような体験が可能になる。ゲームやエンターテインメントに限らず、ライフスタイルやビジネス、医療など、あらゆる領域でこれまでとは異なるまったく新しい世界が広がりそうだ。(BCN・細田 立圭志)



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