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iPhoneにつないで「5秒」で大画面! ソニーのモバイルプロジェクター「MP-CD1」を試してみた



 いまやスマートフォン(スマホ)はビジネスとプライベートの両側から毎日の生活に欠かせないアイテムになった。日本ではアップルのiPhoneが性別・世代を超えて最も多くのユーザーに選ばれているスマホだが、そのiPhoneと組み合わせると新しくてスマートな使い方が生まれる便利なアクセサリー製品を紹介したい。今回は、ソニーのモバイルプロジェクター「MP-CD1」だ。

ビジネスに、そしてプライベートの動画鑑賞などさまざまな生活シーンで活躍してくれるソニーのモバイルプロジェクター「MP-CD1」

プライベートやビジネスで活躍



 最近はiPhoneにWordで作った企画書やPowerPointのファイルを保存して移動中に内容を確認したり、iPadで編集まで行っているビジネスマンも増えている。せっかくだから、iPhoneやiPadに入っているファイルをそのまま会議やプレゼンテーションの時に大きな画面に投射できたら便利なのに、と思うことはないだろうか。MP-CD1はiPhoneと簡単にケーブル接続ができて、投射距離約3.45mで最大120型の明るく高精細な大画面がいつでも・どこでも手軽に投射できるポケットサイズのプロジェクターだ。

最大120型の画面を表示できる単焦点レンズを搭載

 本体はW83×H150×D16mmというコンパクト設計。サイズ感は文字を書き連ねるより、5.8型のiPhone Xと並べた写真をご覧いただいた方がいかにコンパクトであるか実感が伴うだろうか。

本体のサイズをiPhone Xと比べてみる。モバイルプロジェクターとしてはかなりコンパクトだ

 重さも約280gと軽い。商品パッケージには本体がきれいに収まるレザー調のスタイリッシュなケースもついてくる。ビジネススーツとのコーディネートも楽しめそうだ。

 プロジェクターといえば稼働中のランプやバッテリーに由来するヒートアップが気になるところだが、本機は筐体内部の温度上昇を効率よく抑える放熱構造を採用しているから安心だ。

 客先に足を運んでから、会議やプレゼンテーションでプロジェクターを使う場面では、とにかく素速い機材のセットアップが求められる。ここでもたついてしまうと、大事な商機も逃げてしまう。MP-CD1は電源起動から画面が投射されるまでのインターバルがたったの「5秒」。iPhoneにアップル純正のLightning/Digital AV アダプタを装着してから、プロジェクターに同梱されているHDMIケーブルでつなぐだけ。iPhoneに保存したドキュメントや写真が大きな画面に映し出される。

本体の側面にHDMI、USB端子にヘッドホン出力などを搭載

反対側の側面にフォーカス調整のスライダーがある

 照明を暗くできない部屋でプレゼンテーションを求められることもあるだろう。MD-CD1はソニー独自のランプ輝度最適化設計により、LED光源を使って投射された映像が画面全域にまんべんなく明るく表示されるところも特徴だ。

 実際に筆者宅で昼下がりの時間帯に、白い壁に向かってラフに映像を投射してみた様子を写真でご覧いただきたい。自然な色合い、文字のくっきりとした輪郭などが再現できている。

昼の時間帯にリビングの照明を消して画面を投射してみた。文字や色合いも視認性が高い

 映像の垂直方向の傾きは内蔵する自動台形補正機能で調整してくれる。プロジェクターから映像投射面までの距離は、最短1.15mを確保できれば約40インチの大画面が表示できるのも頼もしい。映像の精細感やコントラストも高いので、仕事から帰宅して、自宅の壁面などのスペースにYouTubeなど動画コンテンツを映して楽しむのもいい。

片手で扱えるモバイルプロジェクターなので、寝室の天井に向けて簡単に投射ができる

 本体に内蔵する5,000mAhの充電バッテリーによる連続投射は約2時間。iPhoneに付属するLightningケーブルをプロジェクターのUSB出力に接続すると、iPhoneの充電が始まる。つまりモバイルバッテリーとしても活躍してくれるのだ。

 MP-CD1と同じモバイルプロジェクターのカテゴリーに属する製品はAmazonなどで検索すると沢山のモデルがリストアップされる。中には本機よりも安価なモデルも見つかると思うが、スリムで洗練されたデザインと取り回しの良さ、そして何より安定した画質を合わせた総合力ではMP-CD1が頭一つ抜けている。iPhoneの使いこなしに差が付くモバイルプロジェクターと言えそうだ。(フリーライター・山本敦)



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