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小学校プログラミング教育の必修化、I・Oデータの体験教室で楽しく不安解消



 アイ・オー・データ機器(I・Oデータ)は11月11日、新潟県中央区の新潟テルサで、「小学生プログラミング体験教室」を開催した。午前と午後の部で小学校4~6年生の約20人が参加し、一人ひとりがプログラムの元となるソースコードを書いてコンピュータゲームのプログラムを組み上げた。

子どもだけでプログラミングを行う体験教室。「親は手出し無用」との注意も

 主催したI・Oデータの事業戦略本部 販売促進部 販売促進課 西田谷直弘課長は、挨拶のなかで「今日は試行錯誤しながら、プログラミングの楽しさを知ってもらいたい」と、参加者に呼びかけた。

「楽しんでほしい」と呼びかけるI・Oデータの事業戦略本部 販売促進部 販売促進課 西田谷直弘課長

 I・Oデータの体験教室で使うのは、「BASIC プログラミングキット UD-RP3PKI」。BASICプログラムの体験ができるプログラミング入門セットで、同社が取り扱う初心者向けのプログラミング専用PC「Raspberry Pi 3 MODEL B」「Raspberry Pi用ケース」「ACアダプタ」「USB優先キーボード」「IchigoJam BASIC RPi+(アールパイプラス)」がプリインストールされたmicroSD、全64ページのテキスト「RaspberryPiで学ぶプログラミング」が入っている。

 今回の教室で指導したのは、プログラミングクラブネットワーク(PCN)の松田優一氏で、参加者にプログラミング作業をわかりやすく解説した。

PCNの松田優一氏

作業環境の構築からスタート、子どもの気付きがカギ



 教室は作業環境を整えるところから始まった。基盤がむき出しになっているPCをケースに入れ、HDMIでPCとディスプレイをつなぎ、microSDを挿し込み、キーボードと接続して、電源を入ると、子どもからは「できた!」と大きな声があがった。

作業環境を整える参加者

 完成したら早速プログラミングを組む。初めは両手の人差し指で「LED1」と入力して基盤についているLEDランプを点灯させるだけだったが、次第に点滅や繰り返しなど、夜間の点滅信号でも使われているようなソースコードを書くようになっていった。

はじめのプログラムは短く、仕組みも理解しやすい

難解なプログラムへも自然な流れで挑める

 最終課題は、下から上に流れる障害物を避けながら、進んだ距離を競い合う「川下りゲーム」。プログラムを組む際には、あえて「操作ができない」や「終わりがない」などの不具合が発生するようにソースコードを書くように指示。不具合に気が付いた子どもが指摘すると、一つひとつ解決していき、最後には完成させた。

自分の力で組んだプログラムを親に見せる子どもと感心する親

 参加した小学生に感想を尋ねると「すごく楽しかった」と笑顔で答え、「家でもプログラミングでゲームをつくりたい」と元気よく話した。西田谷課長は「思ったよりも感触がよかった。応募も定員20名のところ、80名から応募がきて驚いた」と感想を述べた。そして、「電源の確保が難しかった。机が変わらない限り、教室の床が配線だらけになってしまうため、学校教育に導入される際も問題になるのではないか」と語った。

プログラミング学習の大切さ、体験教室で訴求



 松田氏は「プログラミングが生活に関わる機会が増えている。今では山の猟師も狩りにITを活用して、1年間に20頭しか捕れなかったイノシシを90頭捕まえた実績があるほど。これからはさらにコンピュータ機器が増え、どのような仕事に就いてもプログラミングの知識が必要になる。学んでいるか否かで仕事に差が出てしまうので、前もって学んでおこう」と、プログラミング学習の大切さを訴える。

 I・Oデータは今年度中に、あと3回の「小学生プログラミング体験教室」の開催を日本各地で予定している。西田谷課長は「教室を通じて、未来のプログラマの発掘や教育、子どものいる親の不安解消をサポートしていきたい」と意気込みを語る。こうした地道な活動を通して認知を高めていけば、プログラミング学習の教材候補としての存在感も増していきそうだ。(BCN・南雲 亮平)



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