レビューカテゴリ

冷蔵庫・洗濯機・掃除機・生活家電

電子レンジ・炊飯器・キッチン家電

エアコン・空調・季節家電

テレビ・レコーダー

美容家電・健康家電

カメラ・ビデオカメラ

パソコン・周辺機器・PCソフト

オーディオ・電子楽器

携帯電話・スマートフォン

電子辞書・電話・FAX・オフィス用品

インク・記録メディア・電池・電球

家具・インテリア雑貨

ゲーム機・ゲームソフト

映画・音楽ソフト

おもちゃ・ホビー

フィットネス・トレーニング機器

食料品・ドリンク・日用品・雑貨品

美容・コスメ・健康

医薬品・衛生用品・ベビー・介護

時計

工具・DIY

スポーツ・アウトドア・カー用品

文房具

アウトレット

住宅設備

リコール情報

有力家電量販店 株主優待でも競い合う 一種の広告・集客ツール?



 【不定期連載・家電量販店白書~特別編・株主優待】 株式会社の持株会は、その企業に勤める従業員にとって一種の福利厚生ともいえる。持株会のある家電量販店は多く、家電量販店同士の株の持ち合いも目立つ。また、一部の家電量販店は、おトク度の高い株主優待で人気を集めており、飲食関連と並んで、初心者おすすめ株主優待の常連だ。


 家電流通に携わる人に無料でお届けする月1回発行の専門紙「BCN RETAIL REVIEW」の2017年5月号(4月発行号)の<新入社員必見! 家電量販店白書 2017>では、独自に家電量販店の業界規模を推計。上場している主要家電量販店10社と、大手の一角、ヨドバシカメラをあわせた11社について、2016年3月期の有価証券報告書(一部は別の決算期)から売上高を合計すると、5兆5453億6300万円にのぼった。

 テレビやPCなどのデジタル家電・白物家電を取り扱う小売店は、家電量販店だけではない。大型家電はホームセンター、ディスカウントストア、「無印良品」などのライフスタイル店など、スマートフォン用ケースやケーブルなどのアクセサリ、LED電球などの消耗品は、雑貨店、100円均一ショップ、スーパーなどでも販売している。また最近は、Amazon.co.jpなどのオンラインショップ、「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」といったECモールも有力販売チャネルとなっている。

 そうした状況のなか、「家電を買うなら家電量販店」と印象づけなければならない。他業種に比べ、家電量販店の株主優待のおトク度が高い理由は、集客ツールとして大いに機能しているからではないかと推測する。売り上げに対する貢献が大きいとわかれば、手厚くするのは当然だ。また、雑誌やWebメディアの「株特集」に欠かさず取り上げられ、露出増によるブランド認知の拡大や、広告効果も期待できる。

 <家電量販店白書 2017>で取り上げた主要11社、ヤマダ電機、ビックカメラ、エディオン、ヨドバシカメラ、ケーズホールディングス(ケーズデンキ)、ノジマ、上新電機、キタムラ、ラオックス、ピーシーデポコーポレーション(PC DEPOT)、ZOAのうち、上場している8社の「株主優待」の概要を一覧表にまとめた。内容を詳細に見ていくと、力の入れようは、各社それぞれだ。


 さらに次回以降、【不定期連載・家電量販店白書】の特別編として、コジマやベスト電器など、主要11社の子会社・グループ会社を含め、1社ごとに細かく内容を取り上げ、比較していきたい。企業としての勢いも見えてくるはずだ。(BCN・嵯峨野 芙美)



戻る



Copyright (C) 2004-2012 BCN Inc. All Rights Reserved.