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深センに移動したIFA 2016 GPCで、サングラス型VRグラスなど発表



【中国・深セン発】ドイツ・ベルリンで9月2日から7日まで開催するコンシューマエレクトロニクス製品の見本市「IFA」。今年の方向性を各国の報道関係者にお披露目する「IFA 2016 GPC(Global Press Conference)」が香港と中国・深センで開催された。会場を深センに移した初日の19日、中国、台湾のハイテクメーカーがVRの最新機器や新機軸のモバイルデバイスなどを披露した。

一体型デスクトップPCの新製品「Vargo all-in-one PC」の概要を説明する
Vargo テクノロジーズのDavid Fu CEO

 2014年に上海で設立したVargo テクノロジーズからは、David Fu CEOが登壇。同社の概要と新製品について説明した。同社はこれまで、プライバシーやデータ転送の安全性に特化したスマートフォン(スマホ)、「Zhuoyue」や「Qifan」を展開してきたが、4月20日にデスクトップPCの新製品「Vargo all-in-one PC」を発売した。

34インチで湾曲した21:9(3440×1440ドット)の4Kウルトラワイドスクリーンを備える
「Vargo all-in-one PC」。価格は8800人民元から

 34インチで湾曲した21:9(3440×1440ドット)の4Kウルトラワイドスクリーンを備えるのが特徴。一台のPCでマルチスクリーン的な用途にも十分活用できる。インテルの最新第6世代CPU、Skylakeを搭載し、十分なパフォーマンスが期待できそうだ。

 ラインアップと価格はIntel i7で16GBメモリの「エキスパート・レベル」モデルが1万300人民元、Intel i5で8GBメモリの「プロフェッショナル」モデルが9600人民元、Intel i5で4GBメモリの「エンジニア・レベル」モデルが8800人民元。

新タイプのモバイル端末「Spro Plus」をアピールするミスIFA(左)と
ZTEのWaiman Lam バイスプレジデント

 今回のGPCの開催地、中国・深センに本社を構えるスマホメーカーのZTEは、Waiman Lam バイスプレジデントが登壇。新しいタイプのモバイル端末「Spro Plus」を発表した。モバイルプロジェクターにLTE回線を搭載したスマートプロジェクター「Spro2」の後継。1月のラスベガスで開催したCESで発表したモデルだ。

 プロジェクターの輝度が最大500ルーメンと明るくなり、300インチまでの大画面での投影が可能。プロジェクターとして使えるだけでなく、8.4インチでAMOLEDの2Kディスプレイを備えるタブレットとしても使用できるのが特徴だ。ビジネスで用途のほか、旅行先でストリーミング動画を楽しむなどレジャーでの用途も期待できる。

サングラスタイプのVRグラス「Dlodlo Glass V1」を掲げる
Dlodlo テクノロジーズのLi Gang CEO

 同じく深センに本社を構えるDlodlo テクノロジーズからは、Li Gang CEOが登壇。同社の最新VRグラス「Dlodlo Glass V1」を発表した。同社はすでにVRゴーグル「Dlodlo Glass H1」を販売している。しかしLi CEOは「これまでのVRゴーグルは300gほどもあり重すぎて大きすぎた。まるでヘルメットのようだ。本当は誰もこんなものはつけくない」と語り、新たなVR用ディバイスの必要性を強調した。

ケースに入った「Dlodlo Glass V1」が公開されたが、
接眼部にどのような工夫が施されているか、外見だけでは確認できなかった

 新製品の「V1」は、コントロールユニットを分離することによって、目に装着するデバイスは最厚保部でも16mm、重さは78gとサングラス風のデザインにまとまっている。解像度は2560×1024ドットで、これだけで十分なVR体験を得られるという。しかし、目から表示部までの距離がたいへん短いため、どのような仕組みで、映像を見られるようにするかは不明。Li CEOは「今年の中ごろに米・ニューヨークで発表する」と話すだけで、詳細の構造などの言及を避けた。実用的な製品に仕上がれば、VR体験をするうえで画期的な製品になるだけに、正式発表が楽しみだ。(道越一郎)



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