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【実売分析】有機ELテレビは国内2強が激戦! 平均単価はどこまで下がる?



 家電量販店・オンラインショップの実売データを集計した「BCNランキング」に基づき、チャートやビジュアルでわかりやすく最新の販売動向を示す「monoChart(モノチャート)」から気になるアイテムをピックアップ。第2回となる今回は、昨年春に一気に活況を呈した有機ELテレビ市場の、直近1年の各メーカーの動向を分析する。

スタートダッシュのソニー スロースターターのパナソニック



 2017年3月時点ではLGと東芝の2社のみだった有機ELテレビの市場だが、5月のソニーとパナソニックの参戦(発売は6月。事前予約分をカウント)で、大きくシェアが動き始めた。

 まずは、ソニーがスタートダッシュを切り、過半数を超えるシェアを獲得。そこから今度はパナソニックがじわじわと差を詰め、17年11月と18年3月では首位を獲得。両社の拮抗した争いが続いている。

17年3月~18年3月の販売台数シェアの推移

 2018年3月の販売数量シェア・販売金額シェア・製品数の相関関係を分析すると、先行していたLGの製品数が「14」と圧倒的。パナソニックが「4」、ソニーが「3」、東芝が「2」と続く。まだ、国内勢はハイエンド機種のみで勝負している状況だが、それでもシェアで優位に立っているのは、有機ELテレビはより付加価値の高い製品が選ばれる市場として推移していることを示している。

上位4社の販売数量シェア・販売金額シェア・製品数の相関関係

止まらない価格下落 新製品投入で潮目は変わるか



 一方で、平均単価は6月をピークに下落している。約半年で10万円以上も水準を下げ、18年3月は1年前の3月の数値に迫っている。新製品がほとんど発売されていないこともあるが、ここまで下落幅が大きいと市場の成長を阻害するおそれもある。

17年6月から18年3月まで連続して平均単価が下落している

 市場を牽引している国内メーカー2社の参入からもうすぐ1年。そろそろ新製品の発売が期待されるタイミングだ。さらなる顧客開拓のために手っ取り早いのは価格を抑えたベーシックモデルの投入だが、安易に敷居を下げるのは自らの首を絞めることにもなりかねない。18年の有機EL市場は“元年”となった昨年以上に慎重な舵取りが求められそうだ。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。



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