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<LOGOS・アイ・オー・データ機器のロゴ>IとOをつなげる「心」



 【LOGOS~企業や製品の顔となるロゴの歴史を追う】 40年以上の間、デジタル製品とその周辺機器を手掛けてきたアイ・オー・データ機器は、長い歴史の中で大切にしてきた理念を、2013年7月に生まれた現在のコーポレートロゴに反映している。

IとOの間にある紫色のシンボルマークが特徴的なアイ・オー・データ機器のロゴ

IとOをつなげる「心」



 ロゴを生み出した販売促進部デザイン課の麻生譲課長は「ロゴのデザインを依頼された当時は経営が非常に切迫しており、人員整理が必要になるほどだった。そこで、心機一転して仕切り直すため、それまで使っていたロゴを刷新した」と経緯を語る。

ロゴを生み出した販売促進部デザイン課の麻生譲課長

 とくに強い思い入れがあるのは、IとOの間にあるシンボルマークだ。「社会や顧客の声を『INPUT(インプット)』し、集まった意見や期待をさまざまな形で『OUTPUT(アウトプット)』するため、技術とアイデアを磨き続ける」という、同社が創業から持ち続けている「心」を表現しており、IとOをつなげる役目を担っている。

 麻生課長は「初心に帰るという意味だけでなく、心を込めて再出発するという意味を含んでいる。『DATA』の部分も単なるデジタル用語としてではなく、人の想いなどを内包する言葉として、意味が広がってきている」と話す。

 他の文字が「アイオーブルー」に彩られているなか、シンボルマークの「心」が紫色でデザインされている理由については「優しさやあたたかみのある心をイメージした」と説明。青色は、これまで歩んできた歴史の重厚感を出すため、以前のロゴより色を濃くした。

細野昭雄会長が考案した旧ロゴ

 色以外の部分を比較すると、外枠が外れ、字体に丸みを帯びていることがわかる。「枠を取り払ったのは、顧客やパートナーとの間に垣根の無い身近な存在でありたいから。また、既存の枠組みにとらわれることなく柔軟に進化しつづける企業でありたい、という思いを込めた」(麻生課長)。

 新しいロゴの反響について尋ねると、「社内では、製品の説明をする際に新しいロゴに込められた企業理念の説明を交える機会が増えて、一層身近になったなどの声を聞く」と麻生課長。アイ・オー・データ機器の「心」は、社員の拠り所にもなっているようだ。(BCN・南雲 亮平)

■会社データ
企業名:アイ・オー・データ機器
所在地:石川県金沢市桜田町3-10
創業:1976年1月10日


※『BCN RETAIL REVIEW』2018年2月号から転載



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