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「Panasonic Beauty SALON」が銀座にオープン、本格美容の発信拠点に



 パナソニックは9月15日、東京・銀座に最新の美容家電やエステを体験できる「Panasonic Beauty SALON 銀座」をオープンした。

「Panasonic Beauty SALON」の外観

次なる成長の一手は本格美容 リアル店舗で魅力発信



 1937年にドライヤーを発売して以来、スチーマーや美容器など幅広いアイテムを展開し、今年で80周年を迎える「Panasonic Beauty」。例えば、単に髪を乾かすだけだったドライヤーには、独自の「ナノイー」や、ヘッドスパの機能を追加するなど、付加価値をつけ、各カテゴリの進化を牽引してきた。

 執行役員 兼 コンシューマーマーケティング ジャパン本部の河野明 本部長は、ブランドの歴史を振り返り、「日本の美容家電の歴史は、パナソニックが作り上げてきたといってもいい」と自負した。

執行役員 兼 コンシューマーマーケティング ジャパン本部 河野明 本部長

 時代の変化にあわせ、2008年から「ながら美容」、11年から「頭皮エステ」と「目もとエステ」、14年から「エントリー向け美容家電の拡充」と、矢継ぎ早に新しいコンセプトを打ち出した。その背景には、女性のライフスタイルの多様化がある。

「Panasonic Beauty」の2008年以降のコンセプトの変遷

 今回、オープンした「Panasonic Beauty SALON」のコンセプトは、より高い美容効果を求める女性に向けた「本格美容」。銀座という土地柄、コアターゲットは40代以上だが、20~30代の来店も想定し、「Panasonic Beauty」のフルラインアップを展開するという。ただし、男性向けのメンズビューティ製品は置かず、女性向けに絞った。

 河野執行役員は、来客者数の目標として、訪日外国人観光客を含め、「1日300人、年間10万人」を掲げる。インバウンド需要も想定するが、販売よりコンセプト理解を重視する。「サロンで販売するのは、百貨店や直営店のみで取り扱っている『Panasonic Beauty PREMIUM』のみ。帰国後に自国でも購入してもらえるような魅力を発信していきたい」(河野執行役員)。

フロアごとにコンセプトを設定 悩み相談からエステ体験まで無料で提供



 「Panasonic Beauty SALON 銀座」は、それぞれ異なるコンセプトを設定した4フロアで構成。1階のコンセプトは「流 Trend」。サロンのシンボルとしてプロのビューティアーティストが美容の悩みや季節ごとの美容メソッドを紹介する。ヘアードライヤーの体験コーナーのほか、顔認識技術を採用した「スノービューティミラー」で肌チェックをすることもできる。

ヘアードライヤーの体験コーナー(左)。「スノービューティミラー」による顔認識技術を活用した肌チェックもできる(右)

 2階は、Panasonic Beautyの製品を体験できる「感 Feel」をコンセプトにした体験コーナーのフロア。メイクを落として素肌で試せるよう、スキンケアやメイクアップ用品も用意する。

2階の製品体験コーナー。多数のアイテムを用意

 3階は「磨 Explore」をコンセプトに、シリーズでもワンランク上に位置づける「Panasonic Beauty PREMIUM」を使用した、プロのビューティアーティストによる無料エステを提供。エステコースは、悩み別に「クリア肌コース」「深層保湿コース」「毛穴クレンジングコース」「ひしめきコース」の四つ。体験時間はカウンセリング込みで約60分、2ブースの予約制だ。

「Panasonic Beauty PREMIUM」を使用したエステが無料で体験できる

 4階の交流スペース「Beauty Creative SQUARE」では、異業種とコラボレーションしたイベントやセッションを開催する予定。現在、化粧品メーカーや女性誌とのコラボ企画が進行しているという。

4階の交流スペース「Beauty Creative SQUARE」

 パナソニックは、18年までの中期計画で、重点投資する高成長事業として、エアコン、食品流通と並び、美容家電を含むスモール・ビルトインを掲げている。

 美容家電事業の今後の売上目標は、国内で18年までに08年の1.5倍。海外ではさらに勢いは増すと見込んでおり、年2ケタ成長も可能とみている。薬事法の規定から、店頭での体験などが困難な美容関連アイテムは、価値の訴求が難しい。今回の体験型ショールームのような「場」の強化は、今後の販売戦略を見極める役割も担っている。(BCN・大蔵 大輔)



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